7日、阪神競馬場で行われた阪神牝馬S(4歳上牝、GII・芝1400m)は、藤田伸二騎手騎乗の5番人気{horse=2001102114:ジョリーダンス}(牝6、美浦・堀宣行厩舎)が、中団の内から直線で抜け出すと、後方から差を詰めた3番人気アグネスラズベリに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分20秒7(良)。圧倒的1番人気(単勝1.4倍)に推されたディアデラノビアは早めに先頭に立つも、さらに1/2馬身差の3着だった。
勝ったジョリーダンスは、父ダンスインザダーク、母ピーターホフズパティア(その父Peterhof)という血統。03年12月にデビューし、4戦目(阪神・芝1400m)で初勝利。その後も着実に勝ち星を重ね、前走の韓国馬事会杯(1600万下・芝1200m)を制して臨んだ今回が昇級初戦だった。通算成績17戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の藤田伸二騎手は、デアリングハートで制した昨年のクイーンS(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算70勝目。管理する堀宣行調教師は、ビーナスラインで制した昨年の函館スプリントS(GIII)以来のJRA重賞2勝目となった。
同馬の馬主は俳優の小林薫さん。これまでに02年桜花賞(GI)2着のブルーリッジリバーなどを所有していたが、JRA重賞は初勝利となった。