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【有馬記念】ステラヴェローチェに秘める血の爆発力 “隠れた名牝”の4×5のクロス

2021年12月21日 06:05

 ハイクレアのクロスが爆発力を呼ぶ

 「有馬記念・G1」(26日、中山)

 今週の「血学教室」は有馬記念特別版。中山芝2500メートルで輝く血統を探すべく、松浦孝司記者が出走メンバーを精査した。ポイントは“有馬優勝馬配合”、そして名牝ハイクレアの血。エフフォーリアクロノジェネシスといった今回の有力どころにはもちろん注目だが、ステラヴェローチェも穴馬として要チェックだ。

 「有馬血統を探せ!」というデスクの大号令に従い、過去の出走馬の血統表とにらめっこ。苦難の末、遂に見つけた金脈-。導き出した答えは“ドイツ系繁殖牝馬の直子を狙え!”である。

 20年2着のサラキア(11番人気)は記憶に新しく、さかのぼれば11年2着エイシンフラッシュ(7番人気)、12年2着オーシャンブルー(10番人気)もこれに該当。ワクワク感を胸に、21年のメンバーを調べてみると…オイオイ、一頭もおらんやん!

 てなワケで、調査は振り出しに-。まずはシンプルに、有馬記念に関わりのある血統から探ってみた。分かりやすいのは、父が優勝馬のアサマノイタズラウインキートスシャドウディーヴァメロディーレーンだが、父系オンリーのパワーではやや物足りない。

 それならばもう一歩踏み込んで、ディープインパクト×シンボリクリスエスの“優勝馬配合”であるアカイイトアリストテレス、同じくシンボリクリスエス×ハーツクライのエフフォーリアの方が血量に深みがある。

 ただ、避けて通れないのが、20年の覇者クロノジェネシスの存在だ。半姉がG1・2勝馬ノームコア。母系から来るパワーは十分で、父バゴはその父ナシュワンが“隠れた名牝”ハイクレアの孫に当たり、つまりはディープインパクトの近親という間柄。恐らく爆発力の源はここにあり、当然、ラストランでの連覇の期待は大きい。

 そこから、穴党のためにもうひとひねり。同じバゴ産駒でも3歳馬のステラヴェローチェは、母の父がディープインパクトであり、何と名牝ハイクレアの4×5という爆発力を秘めたクロスの持ち主だ。牡馬クラシックは3・3・4着と無冠に終わったものの、本格化はこれから。グランプリでの大仕事を機に、大ブレークする可能性は十分にある。クロノとの“バゴ丼”には警戒しておきたい。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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