14日、阪神競馬場で行われたマイラーズC(4歳上、GII・芝1600m)は、藤田伸二騎手騎乗の9番人気{horse=2002110159:コンゴウリキシオー}(牡5、栗東・山内研二厩舎)がスタートから先手を奪うと、2番人気スイープトウショウに1.1/4馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは1分32秒2(良)のレコード。さらに1.3/4馬身差の3着に5番人気マイネルスケルツィが入り、1番人気エアシェイディは11着に敗れた。
勝ったコンゴウリキシオーは、父ストラヴィンスキー、母プリンシピウム(その父ハンセル)という血統の愛国産馬。04年12月のデビュー戦はディープインパクトの2着に敗れたが、3連勝できさらぎ賞(GIII)を制し重賞初制覇。その後は苦戦が続いたものの、06年金鯱賞(GII)で2つめの重賞勝ちを収め、昨年10月のポートアイランドS(OP、中京・芝1800m)で通算5勝目。前走は中京記念(GIII)12着だった。通算成績19戦6勝(うち地方2戦0勝、重賞3勝)。
鞍上の藤田伸二騎手は、先週の阪神牝馬S(GII、ジョリーダンス)に続く2週連続のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算71勝目。管理する山内研二調教師は、同馬で制した金鯱賞以来通算43勝目のJRA重賞勝ちとなった。
なお、勝ちタイムの1分32秒2(良)は、昨年12月にタガノボーディングが記録した1分33秒7(良)の基準タイムを1.5秒更新するレコードタイム。