共同通信杯へ挑むダノンスコーピオン(撮影:花岡貴子)
デビュー前からクラシックを意識させてきた
ダノンスコーピオン。前走の朝日杯は惜しくも3着。2着までに入って賞金を積みたかったところですね…。
前走後はいったんリフレッシュ放牧に出ており、大目標である春のGIに向けて早目からの始動となりました。
安田隆師は「操縦性が高い馬」と評価し、担当の岩本助手は「利口で優等生」と絶賛しています。現段階では収得賞金が1200万円で春のクラシックへの出走権利は安心できないので、ここは東京競馬場への適性やローテーションを楽にするためにも2着までに入っておきたいところですね。
追い切りでは併せ馬で遅れてはいますが「最後まで手応えはありましたし、いい状態」(安田隆師)と陣営はしています。まだ調整途上ではあるのでしょうし、東京競馬場への初輸送と課題は多いですが、なんとか乗り越えて欲しいものです。
「東京芝1800mでどんな走りをしてくれるのか、楽しみですね。先々を見据えての東京1800。今年はこのレースを
ステップにしていいレースができればと思います」(安田隆師)
(取材・文:花岡貴子)