厩舎データからも人気になりそうなグレイイングリーン(C)netkeiba.com
阪急杯に管理馬を登録している14人の調教師のうち、2016年以降の阪神芝1400mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。阪急杯で馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は藤沢和雄調教師。集計期間内に阪神芝1400mで5勝を挙げ、複勝率29.2%。複勝回収率も87%と水準以上の数字となっている。オープン以上のレースに絞ると[4-1-1-10]の複勝率37.5%、複勝回収率122%までアップ。19年の阪神カップを
グランアレグリアで優勝している。今年は
コントラチェックが登録していたが、中山記念に回ったため、出走馬はいない。
2位は須貝尚介調教師。集計期間内に阪神芝1400mで5勝を挙げ、複勝率35.9%。2着8回、3着10回と勝ち切れていないが、複勝回収率は86%と悪くない。2020年以降に絞ると複勝率42.3%、複勝回収率120%まで成績がアップしている。
今年は
リレーションシップが出走予定。3勝クラスを阪神芝1400mで勝っており、スワンSでも0.3秒差と大きく負けていない。得意コースに戻っての巻き返す可能性は十分。
第1位に輝いたのは池江泰寿調教師。集計期間内に阪神芝1400mで9勝を挙げ、複勝率55.0%。単勝回収率136%、複勝回収率112%と文句無しの成績だ。王道路線で強い印象の厩舎だが、実は阪神芝1400mをドル箱コースにしており、2020年以降は複勝率65.0%とさらに好走率が上がってきている。19年11番人気1着(
スマートオーディン)、20年8番人気4着(
スマートオーディン)、21年4番人気3着(
ジャンダルム)とこのレースとの相性も抜群だ。
今年は
グレイイングリーンが出走予定。1400mでは[4-1-2-0]と底を見せておらず、持ち時計も1分19秒6と優秀。一気に相手は強化されるが、互角以上の戦いができそうだ。