美浦Wで貫禄の動きを披露したエフフォーリア(撮影・三好信也)
「大阪杯・G1」(4月3日、阪神)
21年の年度代表馬
エフフォーリアが16日、本格的に動き出した。2週前追い切りは美浦Wで、僚馬
コスモダークナイト(3歳未勝利)に追い掛けられる格好で発進。直線は馬場の九分どころを通り、6F87秒8-39秒8-11秒9のタイムで半馬身封じ込めた。終始馬なりだったが、力強いフットワークはさすがだ。
動きを見届けた鹿戸師も満足そう。「いつも通り。少し馬体に余裕はあるけど、現時点ではちょうどいい」とうなずいた。有馬記念V後は福島県のノーザン
ファーム天栄で疲れを癒やし、4日に美浦トレセンへ戻ってきた。「向こうでも順調に、何の問題もなかった。今は530キロを少し切るぐらい(前走時が516キロ)。あと3本、下(コース)でやれるからね。いつも通り」と繰り返した。
明けて4歳を迎え、22年は王者としてラ
イバルを迎え撃つ立場だ。「強いメンバーを相手に強い競馬をしてきたんだから、仕方ないでしょう。それでも、しっかりケイコをしていい状態で送り出すだけ。いつも通りだよ」。最後まで指揮官は平静を貫いた。