【スプリングS予想】本番との関連性も高いレース 求められる能力は少し違うが…

2022年03月20日 06:35

ソリタリオは初の右回りとなるが…(c)netkeiba.com

 上位3着以内に皐月賞への優先出走権が与えられるレースで、本番との関連性も高い。ただし、過去10年で連覇した馬は13年のロゴタイプのみ。同じ中山競馬場で行われるレースとはいえ、スタートから1角までの距離が短く、逃げ先行馬が有利にレースを運べる1800mコースと2度の坂越えが待ち受ける2000mコースでは求められるものが少し違う。

 ◎ソリタリオは、こうやまき賞優勝でシンザン記念2着。瞬発力というよりも長く良い脚を使うタイプだがコーナーリングが巧みで小回り向きの印象も受ける。新馬戦で先着を許したアバンチュリエは新馬戦直後のベゴニア賞3着。デビュー2戦目の未勝利戦で先着を許したルージュラテールはエルフィンS3着。いずれも現・2勝馬とレベルが高い1戦だった。母は2000mの新馬戦優勝馬で1ハロンの距離延長は問題なさそうだが、今回が初の右回り実戦という部分が少々気になる。

 〇アサヒは東京スポーツ杯2歳Sの2着馬。前走の共同通信杯はスタートのタイミングがあわずに道中は離れた最後方。そんな絶望的な位置からでも最後は寄られる不利を受けながらも空いた内ラチ沿いを伸びてきた。母のライクザウインドはディープインパクトの半姉。将来が楽しみな1頭であることは間違いない。

 ▲サトノヘリオスはエリカ賞の優勝馬。注目のエピファネイア産駒で、半兄には2018年函館記念優勝馬エアアンセムがいる血統。母エアマグダラは、秋華賞に勝ちオークス2着、ヴィクトリアマイル2着だったエアメサイアの全妹で、自身も9戦4勝の素質馬だった。本馬は、デビュー2戦目に中京競馬場芝2000mをレコード勝ち。続くエリカ賞でも中団追走から馬群を割るようにして連続レコード勝ちを記録した。ホープフルSは勝ちにいくような競馬をしながら最後は伸びを欠いたが、それまでの2戦からすれば首をひねるような内容だった。改めて注目したい。

 新潟2歳S、京成杯で1番人気の評価を得ていた△アライバル、水仙賞クビ差2着△オウケンボルト、ゲート再審査に合格して挑む△アルナシームと、最後に△グランドラインの名前も上げておきたい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。