【桜花賞】ライラック スカーレット一族×黄金配合の妙 深みあり桜獲れる下地十分

2022年04月04日 06:07

 スカーレット一族と“黄金配合”の組み合わせが光るライラック

 「桜花賞・G1」(10日、阪神)

 22年の桜花賞登録馬の血統背景にはロマンがありますね。血統表に桜花賞出走馬の名がたくさんあるのはうれしい限りです。

 ざっと言えば、アルーリングウェイは言わずと知れたアルーリング一族(祖母アルーリングアクト00年17着、伯母アルーリングボイス06年7着、いとこアンヴァル18年17着)の出で、クロスマジェスティは祖母がテンザンユタカ(94年7着)。サークルオブライフは母がシーブリーズライフ(13年12着)で、サブライムアンセムの祖母はハッピーパス(01年4着)。さらには、ナミュールの母はサンブルエミューズ(13年6着)で、曽祖母はあのキョウエイマーチ(97年覇者)。ベルクレスタアドマイヤリード(16年5着)の半妹、ラズベリームースは母がワイルドラズベリー(10年10着)と、懐かしい名が連なります。

 中でも、私が注目しているのはフェアリーSを鮮やかに差し切ったライラックです。祖母ブルーリッジリバー(俳優・小林薫さんの持ち馬でしたね)は02年2着馬で、3代母スカーレットブルーはダイワメジャーやダイワスカーレット(07年覇者)の母として知られるスカーレットブーケの全姉。深みがあり、桜を獲れる下地は十分に備わってます。

 2つ上の兄はゴールドシップ産駒のブラックホール(19年札幌2歳S)。父がオルフェーヴルに変わりましたが、兄と同じステイゴールド×メジロマックイーンの“黄金配合”であり、スカーレット一族との組み合わせは相性がいいですね。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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