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アパパネ×蛯名正師の第2章スタート! 2歳馬アスパルディーコに注目

2022年04月19日 20:44

 牝馬3冠に輝いたアパパネの上で3本指を突き上げる蛯名正義=2010年10月17日、京都競馬場

 4月に入り、美浦トレセンでは2歳馬の緑ゼッケンの数が日を追うごとに多くなっている。皐月賞が終わったばかりで、これからまだまだG1が続くだけに、2歳馬の取材モードには入っていないが、気になる馬を発見した。

 その名はアスパルディーコ(牝、父ブラックタイド)。母は10年に牝馬3冠を達成したアパパネで、昨年の秋華賞馬アカイトリノムスメの異父妹である。ただ、楽しみな血統ではあるものの、気になった点はそこではない。注目は厩舎。母アパパネの主戦を務め、今年3月に開業したばかりの蛯名正義厩舎に入厩したのだ。

 蛯名正師はアパパネの現役時、全19戦中18戦で手綱を取った。唯一騎乗しなかったのは12年阪神牝馬Sだが、その時は骨折で休養していた。真のパートナーであり、本当の意味でアパパネのことを理解していた一人。そんな師がアパパネの子を管理する。

 蛯名正厩舎の津曲助手は「牧場での評価は高く、血統も素晴らしいです。動きは素軽くて、高い素質を感じますね」と評価する。アパパネは牝馬にしてはパワフルな馬体で、力強い走りをしていた。初子からモクレレジナンボーラインベックと牡馬が続き、どの馬も母とタイプが似てがっちりとした体形。ただ、初めての牝馬となったアカイトリノムスメは母とは違ってしなやかなタイプだ。個人的にアパパネの子どもは、牝馬の方が走ると思っていただけに楽しみは大きい。

 騎手から調教師、そして競走馬から繁殖牝馬とそれぞれ違う立場になったが、アスパルディーコを通じて再び交わることになった、師とアパパネのドラマ第2章。記者という職業上、劇的な展開を期待してしまう。(デイリースポーツ・小林正明)

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