春雷Sを好タイムで完勝したヴェントヴォーチェ(撮影:下野雄規)
前走、春雷S(L)を勝利したヴェントヴォーチェ(牡5、栗東・牧浦充徳厩舎)は、6月12日に函館競馬場で行われる函館スプリントS (3歳上・GIII・芝1200m)へ向かう。同馬にとっては初の重賞挑戦となる。
ヴェントヴォーチェは父タートルボウル、母ランウェイスナップ、母の父Distant Viewという血統。
2020年1月に小倉競馬場で行われた3歳新馬戦でデビュー勝ち。翌年のはやぶさ賞(1勝クラス)、鶴ヶ城特別(2勝クラス)を連勝。その後は1年間の休養を挟み、昨年7月のTVh杯(3勝クラス)を勝利しオープンクラス入りを果たした。
これまでスプリント戦を主軸に使われており、単勝1番人気に支持された春雷Sでは、後続に3馬身差をつける完勝。勝ち時計1分06秒8はレースレコードで、ロードカナロアが計時した中山芝1200mのコースレコードと0.1秒差のタイムだった。通算成績は9戦5勝。