「新馬戦」（５日、東京）

　日曜東京５Ｒ（牝、芝１６００メートル）に出走するメリオルヴィータ（牝、父ダイワメジャー、美浦・池上）は、２週前、１週前追い切りに福永が騎乗。５月２５日は美浦Ｗで併せ馬を行い、６Ｆ８１秒７-３６秒９-１１秒７の時計で古馬と併入する軽快な動きを見せた。鞍上は「ある程度、負荷はかけたけど、ここまで出ているとは思わなかった」と好時計に目を見張る。「これだけ動けるのなら上出来だよ」と好感触だ。

　牝馬ながらしっかりした馬格で、ダイワメジャー産駒らしい力強さがありつつ、スピードもある。池上師は「２週続けて福永さんに乗ってもらいました。ここまで順調です。牝馬で繊細なところはあるし、瞬発力勝負になった時の対応が鍵となりそうだが能力は高いです」と高く評価。課題はあるものの期待は大きい。「長くいい脚を使えそうだし、初戦から動けそうだね」とうなずく西の名手が、東の素質馬を勝利へとエスコートする。