船橋所属ながら、85年ジャパンC(GI)でシンボリルドルフの2着するなど活躍したロッキータイガー(牡26)が、余生を送っていた新冠・松浦牧場で4月2日、老衰のため死亡していたことがわかった。
ロッキータイガーは父ミルジョージ、母ロッキーハーバ(その父シーカー)という血統。83年9月に船橋・泉孝厩舎からデビューし、南関東クラシック戦線は羽田盃(大井)3着、東京ダービー(大井)2着と惜敗が続いたが、3冠最終戦の東京王冠賞(大井・ダート2600m)で重賞初制覇を果たした。4歳時の85年に本格化し、報知グランプリC(船橋・ダート1800m)、金盃(大井・ダート2000m)、ダイオライト記念(船橋・ダート2400m)、帝王賞(大井・ダート2800m)、東京記念(大井・ダート2400m)と、次々と重賞を制覇。11番人気で出走したジャパンC(GI)ではシンボリルドルフの2着に好走した。その後、翌年の関東盃(大井)7着を最後に引退、種牡馬入りした。通算成績25戦10勝(うちJRA1戦0勝)。
種牡馬入り後はこれといった産駒を出せず、96年に種牡馬を引退。その後は生まれ故郷でもある松浦牧場で余生を送っていた。