レーヌミノルの2021。母は2017年の桜花賞馬(撮影:田中哲実)
27日、新ひだか町の北海道市場で10時00分より開催されているサラブレッド1歳市場の「セレクションセール2022(2日目)」にて、上場番号204番・レーヌミノルの2021(牡)が7260万円(税込)で落札された。
同馬は父ブリックスアンドモルタル、母の父ダイワメジャーという血統。落札者は母レーヌミノルをはじめ、短距離重賞2勝のアクティブミノルや、昨年からマイル重賞戦線で好走しているカイザーミノルなどを所有する吉岡實氏。
レーヌミノルは2016年8月に小倉競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初陣を快勝すると、2戦目となった9月の小倉2歳S(GIII)では早め先頭から押し切り後続に6馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を飾った。続く京王杯2歳S(GII)でも2着に好走し、12月の阪神JFでGI初挑戦。大舞台で3着となった。
翌2017年3月のフィリーズレビュー(GII)で2着となり優先出走権を獲得すると、同年4月の桜花賞(GI)に出走。前年の2歳女王ソウルスターリングや後にグランプリを連覇するリスグラシュー、アエロリット、ディアドラなど強豪ひしめくなか、4番手から直線で抜け出し、後続を振り切ってGI初制覇を果たした。吉岡實オーナーにとっては、これがGI初制覇となった。
父ブリックスアンドモルタルはアメリカの芝路線を主戦場とし、2019年には1月のペガサスワールドカップターフから11月のBCターフまで無傷6連勝。米G1・5勝を挙げ、同年のアメリカ年度代表馬に選定された。現役引退後は日本に輸入され、2020年より供用開始。2021年の産駒がファーストクロップとなる。