大沼Sで変わり身を見せたアイオライト(C)netkeiba.com
歴代の勝ち馬にはアドマイヤドン、
ローマンレジェンドといったチャンピオンの名前も見られるが、14年にレースの施行時期が繰り上げられたことに伴い、秋のGI戦線を見据えるようなトップクラスの参戦は減少傾向にある。同時に1番人気の信頼度も低下しており、過去8回の1番人気の成績は[1-1-2-4]。
1.一度使われてきた馬
現在の施行時期に行われた過去8回で、中3〜8週以内だった馬が6勝しており、連対率も20.0%ある。対して、中9週以上だった馬は2勝で連対率10.8%。夏に入って一度使われてきた馬の方が軸としての信頼度は高い。
2.距離延長は苦戦
過去8回で、前走から距離短縮となる馬は[2-3-7-34]で複勝率26.1%、前走も1700mだった馬は[6-3-1-33]で複勝率23.3%なのに対し、前走から距離延長となる馬は[0-2-0-17]で複勝率10.5%。距離延長組は苦戦傾向。
3.前走4角位置に注目
過去8回で、前走4コーナー位置取りが7番手以下だった馬は[0-2-0-25]で複勝率7.4%しかない。札幌は比較的緩いコーナー、平坦コースであることから函館よりは捲りが決まりやすいため、捲り脚質の馬を狙うという手もあるにはあるが、基本的には先行馬を中心視するのが良さそう。
アイオライトは前走の大沼Sで変わり身を見せてリステッド競走2勝目。久々に控える競馬で結果を出したのは収穫で、ここも自在に位置を取って立ち回っていけそうだ。一周1700mという条件は合っており重賞でも期待は十分。