2020年中山牝馬S勝利時のフェアリーポルカ(撮影:下野雄規)
7月31日に札幌競馬場で行われたクイーンS(GIII)のレース中に鼻出血を発症し、JRA規定による1ヶ月間の出走停止が報じられていたフェアリーポルカ(牝6、栗東・西村真幸厩舎)がJRAの競走馬登録を抹消した。3日、JRAがホームページ上で発表した。
フェアリーポルカは父ルーラーシップ、母フェアリーダンス、母の父アグネスタキオンという血統。
2018年12月に阪神競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。翌2019年3月の君子蘭賞(500万下)で2勝目を挙げると、同年のオークス(GI)、秋華賞(GI)にも出走した。2020年3月の中山牝馬S(GIII)では、雪の降る不良馬場の中、道中6番手の位置から鋭伸し重賞初制覇。続く4月の福島牝馬S(GIII)では道中12番手から上がり最速の末脚を繰り出して重賞連勝を飾った。通算成績は24戦4勝(うち重賞2勝)。
伯母に2001年のエリザベス女王杯(GI)覇者トゥザヴィクトリー、伯父に重賞3勝馬サイレントディールがおり、近親には重賞5勝馬トゥザグローリーや2014年の皐月賞(GI)と有馬記念(GI)でともに2着のトゥザワールドの他、デニムアンドルビー、メドウラーク、クラージュゲリエなど重賞覇者が多数並ぶ良血牝馬。今後は北海道新冠郡新冠町の新冠橋本牧場で繁殖馬となる予定だ。
(JRAのホームページによる)