14日の小倉競馬場で行われる小倉記念(3歳上・GIII・ハンデ・芝2000m)について、枠順データから検証していく。
過去10年、枠別では最多となる7回の馬券絡みが8枠、続いて5回の3枠と6枠が続いている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】0-0-1-9/10 単勝回収率0% 複勝回収率19%
【2枠】1-0-2-9/12 単勝回収率59% 複勝回収率72%
【3枠】3-1-1-9/14 単勝回収率498% 複勝回収率210%
【4枠】0-2-1-13/16 単勝回収率0% 複勝回収率65%
【5枠】0-2-1-16/19 単勝回収率0% 複勝回収率40%
【6枠】2-2-1-14/19 単勝回収率39% 複勝回収率61%
【7枠】1-2-0-17/20 単勝回収率39% 複勝回収率36%
【8枠】3-1-3-14/21 単勝回収率103% 複勝回収率103%
着別度数で見ると、内外で大きな差はないように思われる。ここでやはり気になるのは、3枠の回収率。単勝回収率498%、複勝回収率210%はいずれもトップの数字だ。勝ち馬を3頭出しているが、この内2頭が10番人気以下での勝利となっており、人気薄でも注意が必要だろう。
一方で、1枠は過去10年では不振気味。唯一馬券に絡んだのは2014年の
メイショウナルトのみ。同馬は2013年に本競走を勝利しており、連覇がかかる一戦だったが、2番人気の3着に敗れている。前年の覇者しか馬券に絡めていないことを踏まえると、1枠に入った馬は評価を下げた方が無難かもしれない。