21日に小倉競馬場で行われる北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)について、枠順データから検証していく。
過去10年、枠別では最多となる6回の馬券絡みが7回の6枠、その後に6回の8枠、5回の4枠が続いている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】1-0-0-17/18 単勝回収率105% 複勝回収率31%
【2枠】2-0-0-17/19 単勝回収率104% 複勝回収率31%
【3枠】1-3-0-15/19 単勝回収率45% 複勝回収率51%
【4枠】1-3-1-15/20 単勝回収率51% 複勝回収率343%
【5枠】1-1-1-17/20 単勝回収率28% 複勝回収率38%
【6枠】1-2-4-13/20 単勝回収率108% 複勝回収率136%
【7枠】0-1-1-24/26 単勝回収率0% 複勝回収率20%
【8枠】3-0-3-22/28 単勝回収率192% 複勝回収率127%
着別度数で見ると、8枠が好成績を収めていることが分かる。直近の3年でも2019年の
ダイメイプリンセスと2021年の
ヨカヨカが8枠から勝利をあげており、ここは素直に8枠に入った馬の評価を上げたいところだ。
その他の枠で気になるのは4枠の複勝回収率。343%は断然のトップで、他の枠と比べても傑出している。2014年に13番人気2着と17番人気3着、2012年に12番人気2着と伏兵馬が4枠から激走していることが要因だろう。この3頭は斤量がそれぞれ52、54、52kgと軽斤量で、実力以上の力を発揮できたのかもしれない。今年も4枠に入った軽斤量の馬には注意したい。