【海外競馬】米豪仏英の4ヶ国でG1を制したステートオブレストが引退、種牡馬入り

2022年08月31日 20:05

4ヶ国G1制覇を果たしたステートオブレスト(提供:Racingfotos.com)

 アイルランドで現役生活を送りながら3歳時には積極的に遠征を重ねて4ヶ国でのG1制覇を達成したステートオブレスト(牡4、State Of Rest)が現役を引退、種牡馬入りすることとなった。英競馬メディア『Racing Post』などが報じている。同メディアによれば、コックスプレート(豪G1)への遠征に必要なMRI検査で問題が見つかり、休養に入ったのちにスタッドインするとのこと。

 ステートオブレストは父Starspangledbanner、母Repose、その父Quiet Americanという血統の愛国産馬で、J.オブライエン厩舎の管理馬。

 2020年にアイルランドのフェアリーハウス競馬場でデビュー。翌2021年8月にアメリカ遠征を敢行しサラトガダービー(米G1)を制すると、同年10月にはオーストラリアへ遠征し、同国における中距離路線の大レースであるコックスプレート(豪G1)で、アナモー(Anamoe)やベリーエレガント(Verry Elleegant)など同国の強豪馬を破ってG1連勝を飾った。

 今年の始動戦となったガネー賞(仏G1)を勝利し3ヶ国でG1出走機会3連勝。今年6月のプリンスオブウェールズS(英G1)では、日本ダービー馬シャフリヤールやドバイターフ連覇を果たしたロードノースなどを相手に逃げ切り勝ちをおさめ、アメリカ・オーストラリア・フランス・イギリスと4ヶ国の大レースを勝利した。

 父Starspangledbannerは短距離G1を4勝したオーストラリアの名スプリンター。同牝系には現役時にG1・3勝を挙げ日本でも一時期種牡馬として供用されたストーミングホームや、昨年のドバイワールドカップ覇者ミスティックガイドがいる。また、現在JRAで重賞を2勝しているジャックドールも同じ一族に属している。

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