英エリザベス女王が崩御、96歳 競馬文化の発展に大きく貢献

2022年09月09日 20:31

エリザベス女王の生産馬ハイクレアの血を繋ぐディープインパクト(左、撮影:下野雄規)バーイード(右、提供:At The Races)

 9月8日、イギリスのエリザベス女王が、夏の静養先であるスコットランドのバルモラル城で崩御した。96歳だった。

 エリザベス女王は長年にわたる競馬界への支援を考慮され、2021年にイギリス競馬殿堂入りを果たしている。1974年の英1000ギニーと仏オークスを制したハイクレア(Highclere)など、数々の名馬を生産・所有。これまで英クラシック競走を5勝しており、1954年と1957年にはイギリスにおける平地競走のチャンピオンオーナーにも輝いた。

 ハイクレアの牝系からはウインドインハーヘアを介してディープインパクト、ゴルトブリッツ、レイデオロが出ているほか、ウインクリューガーなど日本における活躍馬が多数。また世界的にも血脈を広げており、現在10戦無敗を誇る欧州最強馬バーイードや、英クラシック二冠馬ナシュワン、日本で種牡馬生活を送るタリスマニックなども同牝系にあたる。

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