31日、6月3日(日)に東京競馬場で行われる安田記念(GI)に出走予定の外国馬4頭の調教状況及び関係者のコメントがJRAより発表された。
・エイブルワン(セン5、香港)
【調教状況】
(ベンジャミン・ハル攻馬手 騎乗)
ダク1/4周-キャンター1周-常歩3/4周
【関係者の話】
(ベンジャミン・ハル攻馬手)
「輸送が非常にスムーズだった上に、食欲旺盛なので、馬体重はあっという間に戻している状態。2本の追い切りで仕上げる予定だが、特に太めという程ではない。
安田記念への参戦は、チャンピオンズマイル優勝後状態が良く、アジアマイルチャレンジのレースである安田記念の結果によっては、ボーナスのチャンスがあることが大きな動機になった。明日の調教メニューは今日の午後来日する調教師が決めると思う。」
・グッドババ(セン5、香港)
【調教状況】
(シンユウ・ホイ厩務員 騎乗)
キャンター、ダク、キャンター1周半(最後の直線追い切り)
【関係者の話】
(アンドレアス・シュッツ調教師)
「馬の状態は申し分ない。輸送での馬体減りもほとんどなく、満足している。レースにはフレッシュな状態で臨むといい結果が出るので、いつも直前は軽い調教を心がけているが、今日の追い切りでは少しリラックスしすぎている感があるため、明日もう一度追い切るかもしれない。
芝のコンディションは自分でも歩いてみたが非常に良いと思う。
素直で強い精神力を持っているので、レース展開は問わないタイプの馬だ。」
・ジョイフルウィナー(セン7、香港)
【調教状況】
(ベンジャミン・ハル攻馬手 騎乗)
ダク、キャンター1周半-常歩半周
【関係者の話】
(ベンジャミン・ハル攻馬手)
「安定感抜群の馬であり、今年は去年より輸送もスムーズに来れたので、いい枠、できれば内枠の3〜6番枠くらいを引ければ、更に昨年の順位(3着)を上げることも期待できると思う。既に体が仕上がっているので、強い追い切りは必要ないと判断しているが、明日の調教メニューは調教師が決定するだろう。
前走ではスローペースの中、後方から凄い脚で伸びてくれた。東京の長い直線は、この馬の脚質からもぴったりだと思う。」
・ザデューク(セン8、香港)
【調教状況】
(デール・ビュッセイ攻馬手 騎乗)
ダク半周-キャンター半周-ダク半周-キャンター半周
【関係者の話】
(デール・ビュッセイ攻馬手)
「馬は今日も落ち着いている。大らかな性格の持ち主で、輸送の影響は全くない。健康状態も申し分ない。
昨日の雨で馬場(ダート)はとても走りやすく、調整はうまく進んでいる。日本に来る前に香港で3回ばかり追い切っているので、馬は仕上がっていると言ってよい状態。明日もう1度追い切ってピリッとさせる予定。」