新たな『伝説の新馬戦』か 昨年9月の“ドウデュース組”から再び重賞馬が誕生

2022年09月19日 20:09

左からドウデュース、ガイアフォース、フェーングロッテン(撮影:下野雄規)

 19日、中山競馬場で行われたセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)は、松山弘平騎手騎乗の3番人気ガイアフォース(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)が重賞初挑戦ながら初勝利を飾った。レースでは中団馬群の前目から徐々に進出を開始し、先に抜け出した日本ダービー3着馬アスクビクターモアとの激しい競り合いをゴール前でアタマ差制し1着。この勝利により、ガイアフォースは父キタサンブラックとの同レース父仔制覇達成となった。

 ガイアフォースのデビュー戦は昨年9月5日に小倉競馬場で行われた2歳新馬戦(5R、芝1800m)。このレースの1着馬は、後に無傷の連勝で2歳王者となり、さらに今年の日本ダービー(GI)を制するドウデュース。2着馬がガイアフォースで、3着には今年のラジオNIKKEI賞(GIII)を制するフェーングロッテンが入線していた。

 のちの活躍馬を多数輩出するなど、印象深い内容の新馬戦は『伝説の新馬戦』とたびたび称される。下記に例示。

【2007年7月8日・阪神5R】
1着アーネストリー
2着トールポピー
3着ドリームシグナル
8着キャプテントゥーレ

【2008年10月26日・京都5R】
1着アンライバルド
2着リーチザクラウン
3着ブエナビスタ
4着スリーロールス
5着エーシンビートロン

【2009年10月25日・京都5R】
1着ローズキングダム
2着ヴィクトワールピサ

 2022年9月現在、ドウデュースはフランスで行われる凱旋門賞(仏G1)、フェーングロッテンは菊花賞(GI)への参戦を予定。そして今回、ガイアフォースはセントライト記念を勝利したことで菊花賞への優先出走権を得た。『ドウデュース組』が今秋どのような活躍を見せるのか、要注目だ。

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