3日(日)に東京競馬場で行われる安田記念(GI)に出走予定の外国馬4頭の調教状況及び関係者のコメントが1日、JRAより発表された。
・エイブルワン(セン5、香港)
【調教状況】
(ベンジャミン・ハル攻馬手 騎乗)
ダク-キャンター1周-常歩3/4周
【関係者の話】
(ジョン・ムーア調教師)
「ダートを使った理由は、体重が増えやすい馬なので、もう一つ絞る為に負荷をかけるためだ。馬の出来には非常に満足している。初の輸送だが、日常のことであるかのように食欲もあり、元気一杯に運動している。17番枠については、かなりきびしいところではあるが、他の馬の走りを研究して、騎手と作戦を練っていきたいと思う。」
・グッドババ(セン5、香港)
【調教状況】
(シンユウ・ホイ厩務員 騎乗)
ダク1/2周-軽めキャンター1周半-常歩
【関係者の話】
(アンドレアス・シュッツ調教師)
「馬の状態に関しては申し分ない。あとはこの状態を維持して当日のレースに臨むだけだ。」
(ファーガス・ギャラガー攻馬手)
「良い感じに仕上がってきている。枠順(2枠4番)も問題ないと思う。昨年の安田記念をみても、このレースはペースが速いという印象があるが、この馬はどのポジションからでも競馬ができるので、枠の心配はない。」
・ジョイフルウィナー(セン7、香港)
【調教状況】
(ジェラルド・モッセ騎手 騎乗)
ダク-キャンター 直線強め追い
【関係者の話】
(ジョン・ムーア調教師)
「昨年は単独(自厩舎の馬という意味で)での輸送であった関係から、精神的なダメージがあったため、3着と好走したが決してベストな状態ではなかった。また、帰国してから馬の状態が下降線をたどり、調子を戻すのに数か月かかってしまった。今年は自厩舎のエイブルワンがいるだけで昨年とはまるで状態が違う。枠順も9番と昨年よりずっといいし、今年はかなり期待できると思う。」
・ザデューク(セン8、香港)
【調教状況】
(ロバート・フラッド騎手 騎乗)
ダク半周-キャンター 直線強め追い-常歩
【関係者の話】
(キャスパー・ファウンズ調教師)
「馬の状態はこれ以上望めないほど最高の状態にあり、昨年と比較してもかなりいい状態である。香港でほとんど仕上げて来日しており、来日後、馬体重が増えてきてその点でもとても満足している。ペースが早くなればこの馬にとっても良いと思うが、馬場状態がどうであれ、この馬は適応力に優れており、またどのポジションからでも競馬ができる。レース本番が楽しみだ。」
(ロバート・フラッド騎手)
「今朝の馬の感触は最高だった。追いきりもよく伸びており、状態も万全と言えると思う。以前と比べて実績も積み、色々な面で成長していると思う。レース当日、調教師と相談しながらどう乗るかを決めることになると思うが、この馬はどんなレース展開になっても適応できる万能な馬なので、レース本番を楽しみにしている。」