2日、東京競馬場で行われたユニコーンS(3歳、GIII・ダート1600m)は、武豊騎手騎乗の1番人気
ロングプライド(牡3、栗東・小野幸治厩舎)が、中団から直線で鋭く伸び、先に先頭に立った2番人気
フェラーリピサを3/4馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分36秒9(良)。さらに1/2馬身差の3着には7番人気
ナムラジョンブルが入った。
勝った
ロングプライドは父サクラローレル、母ムゲン(その父アジュディケーティング)という血統。伯父に00年ジャパンCダート(GI)、00年フェブラリーS(GI)を勝ったウイングアローがいる。
今年1月のデビュー戦は2着だったが、2戦目を10馬身差で圧勝すると、続く沈丁花賞(500万下)も快勝。さらに前走の端午S(OP)も7馬身差で圧勝しており、今回が4連勝での重賞初制覇となった。通算成績5戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の武豊騎手は、
ポップロックで制した目黒記念(GII)に続くJRA重賞制覇で今年8勝目(通算244勝)。管理する小野幸治調教師は、
スリーアベニューで制した
ガーネットS(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算14勝目となった。
なお、サクラローレル産駒のJRA重賞勝ちは
サクラセンチュリーによる05年アルゼンチン共和国杯(GII)以来約1年7か月ぶりで通算6勝目(4頭目)。ダート重賞は初となる。