サウジアラビアロイヤルカップの登録馬。※騎手は想定
第8回サウジアラビア
ロイヤルカップ・G3が10月8日、東京の芝1600メートルで行われる。
ノッキングポイント(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎)は6月4日の東京芝1600メートルを勝ち上がった
モーリス産駒。母の
チェッキーノ(父キングカメハメハ)はフ
ローラSを勝ってオークス2着と、世代牝馬をリードした逸材だった。レースは外め5番手から上がり3ハロン33秒2の切れ味で抜け出し、3馬身差をつける圧勝。ルメール騎手は「いいスタートをからだんだんペースアップしてゴールまで伸びてくれた。能力はありそう」と高く評価した。同舞台での連勝に期待がかかる。
7月3日の福島・芝1800メートルを勝った
フロムナウオン(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎)が続く。こちらも
モーリス産駒の逸材候補で、サンデーサイレンス産駒の祖母ロージーミストは、朝日杯FS、NHKマイルC勝ち馬の
グランプリボス(父サクラバクシンオー)を出した。レースでは抜け出しにややもたついたが、騎乗した津村騎手が「今回のようなコーナー4つより、広いコースのワンターンのほうが良さそう」と話していただけに、ここは狙いすました一戦といえる。
札幌芝1500メートルV以来の
ドルチェモア(牡2歳、美浦・須貝尚介厩舎)は桜花賞馬アユさんの子供でポテンシャルは高そう。ダリア賞3着
ブーケファロス(牡2歳、美浦・清水英克厩舎)、東京マイル勝ち上がりの
マイネルケレリウス(牡2歳、美浦・奥村武厩舎)は父
ルーラーシップ、母は08年の福島牝馬Sを制した
マイネカンナ。石川騎手が「内容がものすごく良かった」と絶賛した素材だけに期待。(大上 賢一郎)