土曜、日曜、月曜の東京、阪神の3日間開催の新馬戦は計13鞍。外厩別ではチャンピオンヒルズが3勝、ノーザン
ファームしがらき、ノーザン
ファーム天栄が2勝ずつを加算し、相変わらずの好調を維持している。
【10月10日・東京5R、2歳新馬、芝1600メートル、稍重馬場=13頭立て】
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シンリョクカ(牝、美浦・竹内正洋厩舎、父
サトノダイヤモンド、母レイカーラ、母の父キングカメハメハ)440キロ、馬主=由井健太郎、生産牧場=下河辺牧場
【血統】新種牡馬の父は札幌2歳S3着
ダイヤモンドハンズを出した。母レイカーラは13年のターコイズS(当時オープン)の勝ち馬で、半姉には20年のアネモネSを勝った
インターミッション(父ディープインパクト)がいる。
【レースVTR】スタートを決めて、道中はインの5番手をキープした。直線ではスムーズに外へ持ち出して加速。上がり最速3ハロン33秒4の切れ味を発揮して、2着の
エピメテウスに3馬身半差をつけた。勝ち時計は1分36秒6。
【コメント】吉田豊騎手「調教から乗せてもらって、軽い走りをするのは分かっていた。競馬ではいい感じで、スローペースのなかでも、あの位置で折り合った。直線は外に出して、ちょっと気合をつけたら、スッと伸びてくれた。いかにも女馬の切れ味があって、軽い走りをする。もっと実が入ってくれば、いい馬になると思う」
【将来性】★★★★ ※竹内調教師は「気持ちの強い馬で、カイバ食いが細くて最低限の調教しかできなかった。素質でどこまでやれるかなと思っていたが、いい競馬でした。体力がついてくれば、距離を延ばしてもよさそう」と評価。放牧に出されて、次走を検討していく。
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
イニッツィオ ◇ 8日4R東京ダ1300(軽種馬育成調教C)
タイセイクラージュ◇ 8日5R東京芝1800(ノーザン
ファームしがらき)
ビヨンドザヴァレー◇ 8日6R東京芝1600(社台
ファーム)
レッドヒルシューズ◇ 8日5R阪神芝1600(チャンピオンヒルズ)
コンティノアール ◇ 8日6R阪神芝1800(ノーザン
ファーム空港)
ネイビースター ◇ 9日4R東京ダ1600(ノーザン
ファーム天栄)
ミッキーカプチーノ◇ 9日5R東京芝2000(チャンピオンヒルズ)
エコロアレス ◇ 9日3R阪神ダ1400(チャンピオンヒルズ)
マルカシャルマン ◇ 9日5R阪神芝1800(グリーンウッド)
シンリョクカ ◇10日5R東京芝1600(KSトレーニングC)
ロミオボス ◇10日6R東京芝1400(山元TC)
スーパーアグリ ◇10日4R阪神芝1400(ノーザン
ファームしがらき)
グランヴィノス ◇10日5R阪神芝2000(ノーザン
ファーム天栄)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザン
ファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザン
ファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ