3日間開催だった先週の新馬戦に4頭を送り込み、全て初陣をVで飾った矢作厩舎。「その前の週は
タイムオーバーとかもあったんですけどね」と攻め専(調教を専門に行うスタッフ)の安藤助手も驚きの表情だ。今週は土曜東京5R(芝2000メートル)に
シュタールヴィント(牡)を送り込む。
父は短距離王
ロードカナロアで、母は11年桜花賞馬
マルセリーナという良血馬。両親の字面からはマイラーっぽい雰囲気が漂うが、「マイルよりも長い距離の方がいいと思います。(兄の)
ラストドラフトとか、
ヒートオンビートもそうですよね」と中距離に適性を見いだしている。
1週前の6日には、栗東CWでの3歳牝馬
パーソナルハイとの併せ馬で1馬身半先着。最終リハでも栗東坂路で
ルージュラテールに食らいついた。「走りがすごく良かったです。思ったよりも走るな、と。子どもっぽいですが、本当に元気いっぱいです」と初戦に向けて仕上がりは良好だ。03年11月〜04年8月に藤沢和雄元調教師が新馬戦出走機会最多となる9連勝をマーク。この連勝がどこまで続くか注目したい。(デイリースポーツ・山本裕貴)