◆第70回府中牝馬S・G2(10月15日、東京・芝1800メートル、良)

　1着馬にエリザベス女王杯(11月13日、阪神)の優先出走権が与えられる牝馬限定重賞は15頭立てで争われ、12番人気のイズジョーノキセキ(5歳、栗東・石坂公一厩舎、父エピファネイア)が岩田康誠騎手を背に最後の直線で末脚を伸ばし、ゴール寸前で、先に抜け出した断然1番人気のソダシ(4歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ、吉田隼人騎手)をとらえて頭差の2着に下し、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分44秒5。

　3着に3番人気のアンドヴァラナウト(福永祐一騎手)が続き、3連単は9万2540円だった。2番人気のサトノセシル(クリストフ・ルメール騎手)は4着に敗れた。

　坂井騎手(ライティア＝6着)「いつも通りいいスタートでした。直線でもばったりと止まっていないですし強い相手を考えれば頑張ったと思います」

　戸崎騎手(ラヴユーライヴ＝9着)「雰囲気は良かった。輸送で体が減っていたのでそのあたりの精神面が良くなれば」

　幸騎手(アカイイト＝10着)「久々という感じでしたが手応え良く直線に向きました。去年もここからエリザベス女王杯でいい結果を出したので期待したい」

　団野騎手(クールキャット＝11着)「前回乗った時と比べてダラっとしていた。もう少ししゃきっとしてくれたら」