第11回アルテミスステークス・G3は10月29日、東京の芝1600メートルで行われる。

　新潟マイルの新馬戦でJRA史上最速タイの上がり3ハロン31秒4をマークして勝ったリバティアイランド(牝2歳、栗東・中内田充正厩舎)。ドゥラメンテ譲りの瞬発力は相当なレベルだ。予定していた新潟2歳Sは、成長途上のため出走を見送り、じっくり調整された。満を持しての一戦で重賞Vをもくろむ。

　オークス3着、秋華賞2着のナミュールの半妹ラヴェル(牝2歳、栗東・矢作芳人厩舎)はキタサンブラック産駒。小倉芝1800メートルの初陣ではラスト1ハロンで先頭に立ち、最後までしっかりした脚取りで後続に1馬身差をつけた。岩田望来騎手が「広いコースなら、さらに力を発揮できそうです」と評価していただけに東京マイルは楽しみな条件。

　野路菊S2着のアリスヴェリテ(牝2歳、栗東・中竹和也厩舎)、東京新馬、ダリア賞連勝のミシシッピテソーロ(牝2歳、美浦・畠山吉宏厩舎)、中京マイル新馬Vのマラキナイア(牝2歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)、新潟マイル新馬1着のニシノコウフク(牝2歳、美浦・伊藤大士厩舎)、デインバランス(牝2歳、栗東・杉山晴紀厩舎)も登録。(大上　賢一郎)