引退決定のダービー馬マカヒキ 長きにわたる競走馬生活と活躍を振り返る

2022年10月26日 07:00

2016年日本ダービーを制して世代の頂点に立ったマカヒキ(撮影:下野雄規)

 2016年の日本ダービー(GI)を制したマカヒキ(牡9、栗東・友道康夫厩舎)が現役を引退する。26日、JRAがホームページ上で発表した。

 マカヒキは父ディープインパクト、母ウィキウィキ、母の父フレンチデピュティ。全姉に2014年の京都牝馬S(GIII)と2015年のCBC賞(GIII)を制したウリウリがいる血統。

 2015年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。無傷の3連勝で翌2016年の弥生賞(GII)を制し、重賞初勝利を飾った。同年の皐月賞(GI)では最後方から鋭く追い込むも勝ち馬ディーマジェスティから1.1/4馬身差の2着。巻き返しを図った日本ダービー(GI)では、後にGI2勝を挙げるサトノダイヤモンドとの激しい叩き合いの末、ハナ差先着し世代の頂点に立った。

 日本ダービー制覇後、凱旋門賞(仏G1)に挑戦するべくフランス遠征を敢行。前哨戦のニエル賞(仏G2)を快勝し、本番では国内1番人気に支持された。4歳時に骨折で休養を挟むアクシデントがあったものの、2018年の札幌記念(GII)で勝ち馬サングレーザーからハナ差の2着、2019年には大阪杯(GI)とジャパンカップ(GI)でそれぞれ4着となるなど、国内の古馬中距離路線の最前線で出走を重ねていた。

 昨年10月の京都大賞典(GII)では、アリストテレス、キセキなどの実績馬を相手に単勝9番人気の支持を覆し、2016年ニエル賞以来、GI馬としては史上最長間隔となる勝利を挙げた。9歳となった今年も現役を続行、8月の札幌記念(GII)がラストランとなった。通算成績は28戦6勝(うち海外2戦1勝)。

 今後はレックススタッドで種牡馬となる予定。

 (JRAのリリースによる)

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