後にBCターフを制したエネイブルで凱旋門賞を勝利した際のL.デットーリ騎手(撮影:高橋正和)
ミシュリフ(牡5、Mishriff)が、引退レースとなる現地時間11月5日アメリカのキーンランド競馬場で行われるBCターフ(米G1)にて、欧州の名手L.デットーリ騎手とコンビを組む事が明らかになった。英競馬メディア『at the races』が報じている。
ミシュリフは父Make Believe、母Contradict、母の父Raven's Passという血統の愛国産馬。イギリスの名門・J&T.ゴスデン厩舎の管理馬。
2019年10月にデビューを迎え、3戦目に初勝利。翌2020年7月に仏ダービーを勝利しG1初制覇を果たした。その後、芝ダート問わずG1レースを3勝。今年は英インターナショナルSでバーイードの2着に入るなどの活躍をおさめている。
デットーリ騎手が同馬に騎乗するのは、2020年10月以来。直近騎乗していたW.ビュイック騎手やJ.ドイル騎手は、別オーナーからの依頼を既に受けていた為、2年ぶりのコンビ結成に至った。
同騎手は2018年エネイブルでの勝利を始め、BCターフ5勝の実績を誇る。ミシュリフを所有するファイサル王子のレーシングマネージャーは「フランキー(デットーリ騎手)のBCでの成績は他の追随を許さず、大レースでの勝負強さで右に出る者はいない。チームは彼が騎乗することを喜んでいる」とコメントした。