現役時代は英2000ギニーを制したサクソンウォリアー(提供:Racingfotos Ltd)
現地時間4日にアメリカのキーンランド競馬場で行われたブリーダーズカップジュベナイルターフ(2歳・G1・芝1600m)。レースは、最後の直線で馬群を縫って抜け出したR. ムーア騎手騎乗のヴィクトリアロード(牡2、Victria Road、愛・A.オブライエン厩舎)が優勝した。
ヴィクトリアロードは父サクソンウォリアー、母Tickled Pink、母の父Invincible Spiritという血統。サクソンウォリアーはノーザンファーム生産のディープインパクト産駒。キャリアを通じてヨーロッパを舞台に出走し、3歳時には英G1・2000ギニーを勝利している。
英メディア『At the races』の取材に対し、管理するA.オブライエン師は「ヴィクトリアロードは来年、仏ダービー馬になれると思う」と同馬の今後の活躍に期待をよせた。
また、R.ムーア騎手はレース直後の馬上インタビューの中で「素晴らしいサイアーラインだ」とコメント。ディープインパクト、サクソンウォリアーと続く系譜について言及した。
ディープインパクトの死去から早くも3年。その血脈は子供や孫たちによって日本、そして海外でも活躍の場を広げている。