◆第12回みやこS・G3(11月6日、阪神・ダート1800メートル)
3〜8歳の牡牝16頭によって争われ、幸英明騎手が手綱を執った11番人気の
サンライズホープ(牡5歳、栗東・羽月友彦厩舎、父マジェスティックウォリアー)が後続の追撃をしのぎ、昨年10月の
シリウスS以来となる重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は1分51秒6(良)。秋のダート王を決めるチャンピオンズC・G1(12月4日、中京)の優先出走権を獲得した。
頭差の2着は2番人気の
ハギノアレグリアス(福永祐一騎手)。1番人気に推された東京大賞典4連覇中の
オメガパフューム(横山和生騎手)は直線で外から猛追を見せたが、さらに首差の3着にとどまった。3歳馬のハピ(横山典弘騎手)も3番人気を集め、さらに首差の4着。7月のジャパンダートダービーから重賞で4、3、2着と前進していたが、初タイトルにはあと一歩及ばなかった。
横山典弘騎手(ハピ=4着)「現時点でこれだけ走れるんだから。よく頑張っているよ。来年はもっと良くなってくれると思う」
川田将雅騎手(
タイセイドレフォン=5着)「とてもいい状態で競馬場に連れてきてもらい、いい内容で走ってくれて、次につながります」
団野大成騎手(
ヴァンヤール=6着)「3、4コーナーでずぶさを見せましたが、そこで脚がたまったので最後は伸びてくれました。(勝負どころで)もう少しスムーズに動けていれば良かったんですが」
小沢大仁騎手(
ヒストリーメイカー=7着)「ハギノとタイセイの人気馬2頭を見ながら、いいポジションで競馬できました。しぶとく脚を使ってくれるので早めに並びかけようとしましたが、そのぶん最後に脚が上がり気味になりました」
酒井学騎手(
メイショウフンジン=8着)「1800メートルより長い距離の方が良さそうです。押して主張して、4番手の外といいところが取れました。手応え以上にしぶとい馬です」
藤岡康太騎手(
サクラアリュール=9着)「勝ち馬の後ろから一瞬グッと押し上げるところを見せてくれました。欲を言えば、勝負どころで内をさばきたかったです。馬群が密集していて外を通す形になったので、最後は同じ脚いろになってしまいました」
藤岡佑介騎手(
クリンチャー=10着)「追い切りの時から休み明けの感じがありましたが、競馬では活気がありました。叩いた次は変わりそうです」
池添謙一騎手(
ブリッツファング=12着)「返し馬から気合が乗り、フットワークが良くて状態が戻ってきていると感じました。4コーナーまではいい感じで運べましたが、外から来られた時に手応えがありませんでした」
横山武史騎手(
ウィリアムバローズ=14着)「またがった瞬間に馬の状態が悪いと感じるくらいでした。返し馬の雰囲気も良くなかったので、今日のところは仕方ないと思います」
鮫島克駿騎手(
アイオライト=15着)「外に行く馬が多かったですね。控えても2走前に結果が出ていたんですが、1800メートルは少し長いと感じましたし、外枠の方がいいのかも知れません」
太宰啓介騎手(
メイショウドヒョウ=16着)「休み明けでしたし、叩いた次はもっと動けると思います」