2017年の黒船賞を制したブラゾンドゥリス(撮影:武田明彦)
6日、高知競馬場で誘導馬として今年9月からトレーニングを重ねていたブラゾンドゥリスが故障のため予後不良と診断され、安楽死処置により10歳で死亡。7日、高知けいばのホームページで発表された。
ブラゾンドゥリスは父ノボジャック、母ブライアンズソノ、母の父マヤノトップガンという血統。
2014年12月にデビューし、2017年のバレンタインS(OP)や黒船賞(JpnIII)を勝利。2019年の地方移籍後も門別で3勝を挙げ、2021年に高知けいばへ移籍すると9歳ながら重賞の御厨人窟賞を含む2勝の活躍を見せた。通算成績は55戦12勝。
今年7月に行われたレースを最後に引退したブラゾンドゥリスは、9月から先輩誘導馬のチャオに同伴する形で、見習い誘導馬として再び高知競馬場に。最近では1頭で誘導を行う機会も増え、多くの関係者やファンから正式デビューが期待されていた。
高知けいばは「これまでブラゾンドゥリス号を応援いただき、本当にありがとうございました。ブラゾンドゥリス、本当にありがとう。ご冥福をお祈りします」とコメントした。
(高知競馬組合のリリースによる)