【川崎・ロジータ記念注目馬】名牝ロジータの再来なるか 重賞7勝目に挑むスピーディキック

2022年11月09日 12:47

スピーディキックの走りに期待(撮影:高橋正和)

 11月9日(水)川崎競馬場で行われるロジータ記念(3歳牝・SI・ダ2100m)。レース名は1989年の南関東三冠馬で、翌年の東京大賞典や川崎記念を制した名牝ロジータを讃えて名付けられた。

 今年の注目は南関東牝馬クラシック2冠馬のスピーディキックだろう。今秋には牡馬相手にも重賞制覇。牝馬同士なら負けられない一戦だ。発走予定日時は9日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

■スピーディキック(牝3、浦和・藤原智行厩舎)

 昨年6月ホッカイドウ競馬でデビューし、10月のエーデルワイス賞でダートグレード競走初制覇。その後は浦和競馬に移籍し、転厩初戦の東京2歳優駿牝馬を勝利。年明けにはNARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞した。3歳シーズンも勢いはとどまらず、桜花賞(浦和)と東京プリンセス賞を制して2冠達成。関東オークスは3着も、戸塚記念で東京ダービー馬カイルなど並み居る牡馬を撃破し重賞6勝目を飾った。同世代の牝馬同士なら一枚抜けた存在だろう。

■レディオスター(牝3、船橋・矢野義幸厩舎)

 ホッカイドウ競馬では5戦2勝の成績を残し、その後は船橋競馬に移籍。転入初戦となった1月の桃花賞は6着も、続く特別戦から3連勝を飾り、東京プリンセス賞でも3着に好走した。前走のサルビアCは3コーナー過ぎから早め先頭に立つ強気の競馬で復帰戦を快勝。トライアルを制した勢いで重賞初制覇に挑む。重賞で2度先着を許したスピーディキックに雪辱を果たせるか。

■ティーズハクア(牝3、船橋・山中尊徳厩舎)

 スピーディキックと同じタイセイレジェンド産駒。父は2012年のJBCスプリントを制すなど短距離路線で活躍したが、当馬は2歳時から中長距離路線で活躍。ホッカイドウ競馬では1600mから1700m戦を中心に出走を重ね、ブロッサムCで3着と重賞でも好走。昨秋、船橋競馬に移籍し桜花賞(浦和)で2着に好走したほか、2000mを超える距離で2度2着に入るなど長距離戦で活躍を見せている。得意な距離で初タイトルを掴むか。

 その他にも東京プリンセス賞でスピーディキックの2着に好走したコスモポポラリタ(牝3、大井・宗形竹見厩舎)、トライアルの2着馬レディオガガ(牝3、川崎・高月賢一厩舎)、牝馬重賞で好走続くクールフォルテ(牝3、大井・福田真広厩舎)などが出走予定。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。