歯列矯正後は、口を隠さないで笑えるようになったことが一番嬉しかったなぁ
私は「出っ歯」だった。それが原因でオーディションに落ちることも何度もあったし、自分でも
コンプレックスで、笑う時は必ず手で口を隠していた。
21歳の時、意を決して歯列矯正をした。総額100万円!人生で初めて組んだローンだ。
2年後、美しい歯並びになった私に舞い降りた仕事は「歯磨き粉のCM」だった。「歯並びが一番美しい」という理由でオーディションに受かったと聞き、涙が出るほどうれしかった。
実は、競走馬にとっても歯は命。馬は臼歯ですりつぶしながら食べるが、この時、歯も少しずつ削られている。
放っておくと歯はどんどんすり減り、手が切れてしまうほど臼歯の縁が鋭くなる馬もいるそうだ。
こうなると口の中が切れ、その痛みで食欲が落ちたり、かみ合わせが悪くなって食べこぼすなど食事に影響する。
さらに口の中に痛みがあると、ハミ(騎手がレースで馬をコントロールするのに必要な馬具で、口の中に入れる)も効かなくなってしまうのだ。
そこで競走馬は「整歯」をする。個体差はあるが半年に1、2回、ヤスリなどを使って、とがった歯を削るそうだ。歯は美と健康の基本だと改めて思った。プリンセスカップは、
フジラプンツェルから。3連複軸2頭で(5)(3)から(1)(8)(10)。各500円で計1500円。
◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の48歳。グリーンチャンネル「岩手競馬Presents M'sTV」メインMC。