◆第47回エリザベス女王杯・G1(11月13日、阪神競馬場・芝2200メートル=重)
18頭で争われ、G1・7勝の名牝
ジェンティルドンナを母に持つ4番人気の
ジェラルディーナ(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父
モーリス)がクリスチャン・デムーロ騎手を背に直線外から差し切り、G1初制覇を果たした。勝ち時計は2分13秒0。
2着は同着で、5番人気の
ウインマリリン(
ダミアン・レーン騎手)と、12番人気の
ライラック(ミルコ・デムーロ騎手)が入った。
2020年の無敗三冠女王で、約2年ぶりとなる勝利を狙った1番人気の
デアリングタクト(松山弘平騎手)は6着、秋華賞に続くG1連覇を狙った2番人気の
スタニングローズ(坂井瑠星騎手)は14着、3番人気の
ナミュール(横山武史騎手)は5着。外国馬としては11年ぶりの出走となった愛国の
マジカルラグーン(
シェーン・フォーリー騎手)は18着のシンガリ負けだった。
丸田恭介騎手(
ホウオウエミーズ=7着)「1コーナーでゴチャついて思っていた競馬ができなかった。こういう馬場はめっぽう得意でここまで来てくれた。それだけにゴチャついたのが痛かった」
横山和生騎手(
ルビーカサブランカ=8着)「ゲートはいつもこんな感じ。腹をくくって(後ろから)行きました。2200メートルもピッタリで距離が延びてレースがしやすかった。涼しくなって状態も良くなっていた。このメンバーでこの着順ならよく頑張ってくれたと思います」
川田将雅騎手(
ピンハイ=9着)「今回の経験が、次につながってくれればいいなと思います」
ルメール騎手(
イズジョーノキセキ=10着)「こういう馬場で距離も長かった。3、4コーナーで加速できなかった。G1なら良馬場も2000メートルまでかなと思います」
武豊騎手(
クリノプレミアム=11着)「枠を生かす競馬はできました。しっかり折り合ったけど、このメンバーでは力負けかな」
池添謙一騎手(
テルツェット=12着)「ポジションを取りに行って勝ちに行く競馬をした。いい形で4コーナーまで回ってきてくれたが、勝ち馬に交わされてからしんどくなった。いいレースをしてくれたと思います」
田中勝春騎手(
ローザノワール=13着)「いい感じで逃げられたけど、G1だとみんなついてくる。(展開が)厳しかったね」
松岡正海騎手(
ウインキートス=15着)「気持ちが持たなかった。輸送があるとダメなのかな。だんだん気難しくなっていて、ゲート裏で歩かなくなった」
和田竜二騎手(
ウインマイティー=16着)「スタートを上手に出てリズム良くいけたが、あの枠(17番枠)なので前に行くか、ためるかになった。最近は(馬群で)囲まれた競馬をしていたので、(外めの好位追走で)戸惑ったのかな。馬場が合わなかったとは思わない。出来が良かっただけに残念」
フォーリー騎手(
マジカルラグーン=18着)「好スタートからいいポジションが取れましたが、馬場が悪化したことでこの馬の力が出せず、終盤に押していきましたが反応がありませんでした。ゲート入りを嫌がった理由は分かりませんが、いつもと違う状況が影響したのかも知れません」