今週デビュー予定のオールマイデイズ(写真手前、撮影:竹之内元)
いよいよ、今年の東京開催もラストウィーク。ジャパンカップデーの日曜日に組まれている芝1800mのメイクデビューには各厩舎の血統馬が揃っており、注目の一戦だ。
【11月26日(土) 東京芝1600m】
◆マンスール(牡、父サトノアラジン、母バシマー、美浦・栗田徹厩舎)
祖母の半姉にウインドインハーヘアがおり、ディープインパクトの近親にあたる。「まだ背腰など体質的に弱いけど、ひと追い毎に良くなっている。走る気持ちが強いし、いいスピードがありそう」と栗田徹調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。
◆レイベリング(牡、父Frankel、母Noyelles、美浦・鹿戸雄一厩舎)
半姉Lily's Angelは愛GI・メイトロンSの2着馬。近親には香港ヴァーズの勝ち馬や仏GI馬が並んでいる。「気持ちが前向き。立派な馬体をしているし、体形的にもマイラータイプだと思います」と鹿戸雄一調教師。鞍上はM.ギュイヨン騎手が予定されている。
【11月27日(日) 東京芝1800m】
◆オールマイデイズ(牡、父リアルスティール、母ロザリンド、美浦・木村哲也厩舎)
オーソリティ(国内外で重賞4勝、ジャパンC2着)の半弟。名牝シーザリオの孫にあたり、おじにエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアがいる。「大柄で緩さがあるけど、再入厩後は順調。ひと追い毎に良くなっている。いい脚を長く使うようなタイプだと思います」と木村哲也調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
◆ステラデルシエロ(牡、父ダイワメジャー、母サザンスターズ、美浦・畠山吉宏厩舎)
今年の桜花賞、オークスを制したスターズオンアースの半弟。「ゲート試験を受けた頃より、再入厩後は体つきがスッキリとしてきた。ある程度は時計も出るようになり、ひと追い毎に良化している。当初は1600mも考えていたけど、スピードに乗るまでに時間がかかるので1800mから使っていきます」と畠山吉宏調教師。鞍上はD.レーン騎手が予定されている。
◆タスティエーラ(牡、父サトノクラウン、母パルティトゥーラ、美浦・堀宣行厩舎)
母はデビュー勝ちを含め、芝1600mで3勝。一族にはカンパニー、トーセンジョーダン、トーセンホマレボシ、トーセンスターダムなど多くの活躍馬がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せ。6F84.6-1F11.3をマーク。ひと追い毎に時計を詰めており、仕上がりは順調だ。鞍上はR.ムーア騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)