【POG】3頭併せで最先着「能力感じる」ロードアヴニール初戦Vへ(栗東発)

2022年11月26日 10:35

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。



 来週から師走開催。阪神JF(12月11日・阪神、芝1600m)、朝日杯FS(12月18日・阪神、芝1600m)と2歳G1が行われますが、両レースの出走予定馬の近況は次週以降にお伝えする予定です。

 今回では6回阪神の開幕週でデビュー予定の野中厩舎の注目新馬をお伝えしたい。

 ホッコータルマエ産駒のブリリオ(牡、母スパークルキャット)は12月3日のダート1800mを藤岡佑Jで予定。1週前の23日は鞍上を背に、僚馬の新馬2頭ファミリーラヴロードアヴニールとの3頭併せ。内の前者に約2馬身半、中の後者に約3馬身遅れたが、6F84秒1-38秒1-11秒7と時計は上々。「ケイコでまだ動き切れていない面はあるが、とてもいい心臓をしているし、走ってきそう。ひと追いごとに良くなっている」と師の感触は悪くない。血統的にもダートの中距離が合いそうな印象で、初戦からどんな走りをしてくれるか楽しみだ。

 ドゥラメンテ産駒のロードアヴニール(牡、母ヴィーヴル)は12月4日の芝1800mを藤岡康Jで予定。1週前の23日は鞍上を背に前記の3頭併せで最先着。6F83秒6-37秒6-11秒3をマークし、上々の動きを披露した。師は「(ケイコは)結構やっているし、ひと追いごとに動きが良くなっている。いいキャンターをする馬で、能力は感じる」と手応えは十分だ。

 僚馬で12日の阪神新馬戦(芝1600m)で9着だったグレン(牡)は12月10日の阪神未勝利戦(ダート1800m)で初勝利を目指す。師は「ケイコは動くし、能力はある。芝でももっとやれる馬ではあるが、ダートでさらに良さが出そう」と条件変わりで前進を見込む。

 小倉2歳S6着のメイショウヒュウガ(牡、安達)は武豊Jで万両賞(12月24日・阪神、芝1400m)を予定。

 10月の阪神新馬戦(芝1800m)で後方一気を決めたドクタードリトル(牡、今野)は、引き続き松山Jでエリカ賞(12月10日・阪神、芝2000m)へ向かう。「まだキ甲は抜けていませんが、トモの肉付きが良くなり、成長を感じます。初戦のレースぶりから、距離もこなせると思います」と師。 (馬三郎栗東支局・塩手)

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