日曜の中京5Rの新馬(芝2000メートル)でデビューする
メズマライジングは現2歳が最終世代となるディープインパクト産駒の牝馬。母フォルトも現役時代に米G1勝ちがあり、母系も超一流だ。
今週まで3週連続で福永が調教に騎乗。先週はCWコースで楽な手応えのまま、6ハロン83秒3―11秒3とシャープな伸びを見せた。「軽い走り。距離も大丈夫そうです」と福永は手応えをつかみ、「走るよ。ディープっぽさがある」と藤原調教師もうなずく。ディープ産駒の騎手×調教師別成績を見ると、この2人のコンビが62勝でトップ。ディープを知り尽くす二人が偉大な父の特性を感じ取っている点は心強い。
日本に6頭しかいないラストクロップはデビューした2頭がともに新馬勝ちしている。「この時期のデビューだから成長待ちの面もあったけど、素質は高そう」とトレーナー。まずは鮮やかなデビューVで“
ラストインパクト”へつなげる。(山本 武志)