【カペラS予想】1番人気馬が過去10年で1勝 今年も波乱となるか

2022年12月11日 06:35

今回初の1200m戦に挑むリメイク(撮影:高橋正和)

 2008年に創設された比較的歴史の浅い重賞競走で、中央競馬で行われている唯一のダート1200mの重賞競走。過去10年間で1番人気馬は【1-1-1-7】。波乱含みの1戦だ。

 ◎リメイクは昇竜S、そして端午Sの優勝馬。ユニコーンSは最後伸びきれず6着。前走のテレ玉杯は外々を回るような競馬になって2着だったが、強い3歳世代を代表する1頭らしい中身のある競馬だった。今回は初の1200m戦となるが、スタートセンスが良く二の足速いタイプなので流れに乗り切れないということはなさそうだ。内枠に行きたい馬が揃って入ったので、競馬はしやすいかもしれない。

 〇リュウノユキナは昨年の2着馬。勝ち味に遅い面は否定しないが、それでも5歳9月のながつきSから、ダート1200m戦に限れば【4-9-1-0】と抜群の安定性を誇っている。今回は昨年の本レース、そして前走JBCスプリントで後塵を拝したダンシングプリンスがいない組み合わせ。7歳とはいえ、昨年比1kg減、前走からも1kg減の56kg斤量は有利だが、もう少し外枠を引きたかったかもしれない。

 南関東から転厩してきた▲アティードは初風S優勝馬。この時はスタートのタイミングが合わずに出遅れたが、豪快に突き抜け、新しい一面を見せてくれた。前走はスタート直後に落馬、競走中止という憂き目にあったが、そのスピードはここでも互角以上だ。

 △ハコダテブショウはながつきS優勝馬。前走で記録した1分8秒4はコースレコードにもなっている。逃げ馬ゆえに展開に左右される面は否定しないが、それでも中山ダート1200mコースは【4-0-0-2】。自分の形に持ち込めた時には強さを発揮する。チャンピオンズCでGIジョッキーの仲間入りを果たした石川裕紀人騎手の手綱さばきにも注目だ。

 △クロジシジョーは大阪スポーツ杯2着馬。最高馬体重が前走の440kgだから牡馬としては馬格に恵まれている方ではないが、未勝利戦を脱出した以降は、その1戦を含め【4-3-2-2】。ダート1200m戦に限ればデビューから【3-3-1-0】と抜群の安定性を誇っている。武器はどんな位置からでも競馬できるレースセンスと強靭な末脚。今回がひとつの試金石になりそうだが、まだ3歳馬だけに長い目で見たい1頭だ。

 伏兵も多数。昨年3着△オメガレインボー、芝でダートで3連勝中の△カルネアサーダのスピードにも注目だ。

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