【阪神JF予想】人気を占うことすら難しい2歳女王決定戦

2022年12月11日 06:35

仕上がり具合がポイントとなるモリアーナ(撮影:山中博喜)

 桜花賞と同じ舞台で行われる2歳女王決定戦。桜花賞との関連性も深いが、直線が長く、タフな阪神コース。過去10年間で1番人気馬【4-1-0-5】。「強い馬が勝つ」というよりも「勝った馬が強い」というイメージだが、フルゲート18頭で行われる今年は2勝馬が13頭。残る5頭の1勝馬のうち2頭が重賞2着経験馬。人気を占うことすら難しい1戦だ。

 ◎モリアーナは東京競馬場芝1600m新馬戦優勝馬、そしてコスモス賞の優勝馬。デビュー戦は超スローペースで流れる中、馬群の中で脚を溜め、残り100mで抜け出すとあっという間に2着以下に3馬身差をつけ、コスモス賞も抑えきれないとばかりに4角先頭から後続を突き放した。母ガルデルスリールはダイワメジャー×Grand Lodge×Thatchingというスピード豊かな配合馬。エピファネイアとの配合で力強いマイラーとなった印象だ。レース間隔が空いているだけに仕上がり具合がひとつのポイントになりそうだが、そのレースぶりに注目したい。

 〇ドゥーラは札幌2歳S優勝馬。札幌競馬場芝1800mのデビュー戦も悪い内容ではなかったが、12kg絞った2戦目を楽勝し、札幌2歳Sでは外を回りながらメンバー最速の末脚で差し切った。このレース含め、デビューからの3戦いずれもメンバー最速の末脚を記録しているように強靭な末脚が武器。母の半姉に函館2歳S優勝クリスマスがいる血統だが、ドゥラメンテ産駒だけに早熟ということもないだろう。この馬もレース間隔が空いているので、当日の馬体重にも注目したい。

 ▲リバティアイランドは新潟競馬場芝1600mの新馬戦優勝馬。そしてアルテミスS2着馬。圧倒的人気を背負った前走は最後の直線で勝ち馬に出し抜けを食うような格好になったが、最後まで諦めずに差を詰めた。負けて強しの内容でスムーズな競馬ができれば突き抜けるシーンも十分に考えられる。

 △ウンブライルは東京競馬場芝1400m新馬戦、そしてもみじS優勝馬。夏を休養に充て、いどんだもみじSは10kg増。それが影響したかどうかはわからないがダッシュ一息で後方からの競馬になったが、最速の末脚で最後は突き放した。札幌2歳S2着、コスモス賞2着△ドゥアイズ、アルテミスSを勝った△ラヴェルも差はない。

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