RA初勝利を挙げたイーガン騎手(中央)は笑顔でポーズ(カメラ・岩田 大補)
12月10日の中京5R・2歳未勝利(芝2000メートル=13頭立て)でデヴィッド・イーガン騎手=英国=が
ジェモロジー(牝、栗東・橋口慎介厩舎、父
ハービンジャー)に騎乗して、5馬身差の快勝。短期免許の初日、騎乗3レース目でJRAでの初勝利を挙げた。同騎手は夏の
ワールドオールスタージョッキーズで来日しており、これがJRAでの騎乗は12戦目だった。
道中は内ラチ沿いの好位でジッと脚をためての追走。直線なかばで前が開くと、左ステッキで加速し、ラスト1ハロンで先頭に立ってからは後続を突き放す一方だった。
イーガン騎手はレース後のウイナーズ
サークルで、団野大成騎手からターフィー人形を手渡された。昨夏には英国で武者修行中だった団野騎手と自宅で同居していた。「大変光栄です。このようなチャンスを与えていただき、とても感謝しています。勝った時にターフィー人形をもらえることを知っていたので、このように手にすることができて、ありがたく思います。また、素晴らしい馬に騎乗することができ、関係者の皆様にも感謝しています」と口にした。
同騎手は
ミシュリフで
クロノジェネシスや
ラヴズオンリーユーに先着した昨年のドバイ・シーマクラシックVなどで注目を集める英国のホープで、今回は来年1月末までの滞在を予定。明日11日の阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(阪神競馬場・芝1600メートル)では
アロマデローサ(牝2歳、栗東・池添学厩舎、父
キンシャサノキセキ)の手綱を執る。