今年4月の大阪杯を制したポタジェ(c)netkeiba.com
12月25日、中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。今年4月の大阪杯(GI)を制し、重賞初制覇を大舞台で飾った
ポタジェ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が暮れの
グランプリに参戦する。
ポタジェは父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、母の父Awesome Again。母は2007年のBCディスタフ(米G1)などG1を6勝したアメリカの名牝で、半姉には2017年のオールカマー(GII)など重賞4勝を挙げた
ルージュバックがいる血統。
2019年9月に中山競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。翌2020年7月に通算2勝目を挙げると、条件戦を3連勝し同年11月にオープン入りを果たした。4歳始動戦となった昨年1月の白富士S(L)で
サンレイポケットを下すと、続く金鯱賞(GII)では重賞初挑戦ながら3着に好走。5月の新潟大賞典(GIII)では単勝1番人気に支持され2着、10月の毎日王冠(GII)で3着となった。
今年1月のAJCC(GII)で5着、続く金鯱賞では4着だったが、二度目のGI挑戦となった大阪杯(GI)では単勝8番人気の伏兵評価を覆し、5番手追走から力強く抜け出して前年覇者
レイパパレにクビ差をつけてタイトルを手にした。
半姉
ルージュバックは有馬記念に二度出走を果たしており、2015年は10着に敗れ、2017年は5着入線となった。同年に生を受け、
2018年のセレクトセールで2億円超の価格を付けられた弟が
ポタジェ。半姉のラストランから5年、古馬入り後に本格化を迎えた素質馬が二度目の大金星を狙う。