1週間前追い切りを行ったヴェラアズール(c)netkeiba.com、撮影:井内利彰
12月25日(日)に中山競馬場芝2500mで行われる、有馬記念。その第1回ファン投票では53位だったヴェラアズール(栗東・渡辺薫彦厩舎)。その直後にジャパンカップを制したということもあり、最終結果では18位まで順位を上げている。すでに特別登録は済んでおり、今朝14日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
松山弘平騎手が跨り、1回目のハローが終了した直後のCWで単走。落ち着き払った様子で馬場入りし、走り始めても終始どっしり。素晴らしいフットワークで道中を駆け抜けていき、3コーナー過ぎからスピードが上がっても力みが一切ない。
ちなみにこの時間帯、同じく有馬記念への出走を予定しているボルトグフーシュ(栗東・宮本博厩舎)、ジャスティンパレス(栗東・杉山晴紀厩舎)がそれぞれ併せ馬を行っていた。ヴェラアズールの時計が6F83.1〜5F67.8〜4F52.6〜3F37.5〜2F23.6〜1F11.8秒と数字的には一番遅い。なのに、一番良く見えたといってもよいくらいなので、それだけに動きに余裕があると判断してよいのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)