今年の凱旋門賞に出走したディープボンド(撮影:高橋正和)
12月25日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。強豪ひしめく年末の大一番に
ディープボンド(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)が川田将雅騎手とのコンビで出走する。
ディープボンドは父
キズナ、母ゼフィランサス、母の父キングヘイローという血統。
2019年10月に京都競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2戦目で勝ち上がり2020年の京都新聞杯で重賞初制覇を果たした。牡馬クラシック三冠にもすべて参戦した。
2021年3月の阪神大賞典で重賞2勝目を挙げると、続く天皇賞(春)では2着に。その後、初の海外遠征を行い日本馬としては
オルフェーヴル以来となる仏G2・フォワ賞を勝利した。凱旋門賞にも挑戦し、帰国後は有馬記念に出走。得意の先行策で
エフフォーリアに0.1秒差の2着となった。
今年は3月の阪神大賞典から始動し、見事連覇を達成。天皇賞(春)にも再び参戦し2着となった。6月には宝塚記念に出走し、強豪ひしめく中4着に好走。昨年に続いてフランス遠征も行い、凱旋門賞への出走を果たした。通算成績は19戦5勝。
有馬記念はリピーターの好走が多いレースで、過去10年のうち2年連続で馬券に絡んだ馬は5頭。
クロノジェネシスや
ゴールドアクター、
キタサンブラック、
シュヴァルグランなどが挙げられる。
ディープボンドは昨年と同じ凱旋門賞から有馬記念というローテーションを組んでおり、今年の走りに要注目である。