◆
ナムラマイケル(12月17日、中山5R・2歳新馬戦、芝2000メートル=3着)
13番人気の伏兵だったが、3着に食い込んで3連単102万円超の波乱を演出した。スタートはひと息で、道中も追っつけ気味の追走。まだ幼さが目立つ印象だったが、直線では徐々にギアを上げ、上がり2位の35秒5をマークした脚が光った。
斎藤新騎手は「調教から乗せてもらって、いいものを持っていると感じていました。使ってからかな、という感じだったが、それでも今回はいいところまできてくれました。まだ遊んでいるので、これから成長する馬です」と、使ってもっと良くなる印象を口にした。2着には2番手で運んだ馬が粘っており、決して前崩れの展開に恵まれたというわけではない。確かな能力を見込んでいいだろう。(坂本 達洋)