昨年の府中牝馬S勝利時のシャドウディーヴァ(撮影:小金井邦祥)
昨年の府中牝馬S(GII)を制したシャドウディーヴァ(牝6、美浦・斎藤誠厩舎)が12月21日付で競走馬登録を抹消した。今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。同日、JRAがホームページ上で発表した。
シャドウディーヴァは父ハーツクライ、母ダイヤモンドディーバ、母の父Dansili。母は英国産馬で、現役時代にはアメリカで重賞2勝を挙げている。
2018年10月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。キャリア3戦目の2歳未勝利戦を勝ち上がり2歳シーズンを終えると、3歳時にはフローラS(GII)で2着に好走し、オークス(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)に出走した。同年12月に出走した常総S(3勝クラス)を制してオープン入りを果たすと、古馬入り後はマイルから中距離の重賞路線に出走を重ねた。
2020年の東京新聞杯(GIII)と府中牝馬S(GII)で2着、昨年の東京新聞杯(GIII)とマーメイドS(GIII)で3着となるなど好走。昨年の府中牝馬Sでは道中後方から最終直線で他馬を差し切り、重賞初制覇を飾った。通算成績は31戦3勝。
(JRAのホームページによる)