<有馬記念>有馬記念を制したルメール騎乗のイクイノックス
◇G1・有馬記念(2022年12月25日 中山芝2500メートル)
豪華メンバーが集結した大一番は、1番人気の
イクイノックス(牡3=木村)が制した。
一年の総決算となる競馬の
グランプリと、お笑いの「M―1
グランプリ」には、これまで不思議な相関関係があった。それは優勝コンビ名と優勝馬の年齢にまつわるものだ。
01年に始まった「M―1
グランプリ」(11〜14年は開催なし)で、優勝コンビが和名だった年とそれ以外では顕著な差がみられた。
「中川家」が制した01年、はマンハッタンカフェ(牡3)がV。「ますだおかだ」の02年はシンボリクリスエス(牡3)、「笑い飯」の10年は
ヴィクトワールピサ(牡3)、「銀シャリ」(白米の俗語のため和名とする)が勝った16年は
サトノダイヤモンド(牡3)、「霜降り明星」が制した18年は
ブラストワンピース(牡3)、「錦鯉」が制した昨年は
エフフォーリア(牡3)と3歳牡馬が有馬記念で戴冠している。
一方、「M―1
グランプリ」優勝のコンビ名が和名でない年は3歳馬劣勢となっていた。
「フットボールアワー」の03年はシンボリクリスエス(牡4)、「
アンタッチャブル」の04年はゼンノロブロイ(牡4)が優勝。他にも「ブラックマヨネーズ」の05年はハーツクライ(牡4)、「チュートリアル」の06年はディープインパクト(牡4)、「サンドウィッチマン」の07年はマツリダゴッホ(牡4)、「NON STYLE」の08年は
ダイワスカーレット(牝4)、「パンクブーブー」の09年は
ドリームジャーニー(牡5)、「トレンディ
エンジェル」の15年は
ゴールドアクター(牡4)、「とろサーモン」の17年は
キタサンブラック(牡5)、「
ミルクボーイ」の19年は
リスグラシュー(牝5)、「マヂ
カルラブリー」の20年は
クロノジェネシス(牝4)と、古馬が有馬記念を制している。
今年の「M―1」王者は「
ウエストランド」。古馬はタイトルに届かず、3歳の
イクイノックスが制したことで“M―1の法則”に終止符が打たれた。