今年の上半期に天皇賞(春)と宝塚記念を制したタイトルホルダー(C)netkeiba.com
2022年も多くの名勝負が繰り広げられたJRA・GI。ここでは今年最初のGI・フェブラリーSから上半期の総決算・宝塚記念までを振り返る。
■2月20日 フェブラリーS(東京・ダ1600m)
優勝馬:カフェファラオ(牡5、福永祐一騎手、美浦・堀宣行厩舎)
好位でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の2番人気カフェファラオが、直線半ばで先頭に立って押し切り、逃げ粘った5番人気テイエムサウスダン(牡5、栗東・飯田雄三厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒8(重、コースレコードタイ)。
■3月27日 高松宮記念(中京・芝1200m)
優勝馬:ナランフレグ(牡6、美浦・宗像義忠厩舎)
後方でレースを進めた丸田恭介騎手騎乗の8番人気ナランフレグが、直線で内を突いて前の各馬を差し切り、2着の5番人気ロータスランド(牝5、栗東・辻野泰之厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分08秒3(重)。
■4月3日 大阪杯(阪神・芝2000m)
優勝馬:ポタジェ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)
好位の後ろでレースを進めた吉田隼人騎手騎乗の8番人気ポタジェが、先に抜け出した3番人気レイパパレ(牝5、栗東・高野友和厩舎)と、追い込んだ7番人気アリーヴォ(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)との競り合いを制して優勝した。勝ちタイムは1分58秒4(良)。
■4月10日 桜花賞(阪神・芝1600m)
優勝馬:スターズオンアース(牝3、美浦・高柳瑞樹厩舎)
中団でレースを進めた川田将雅騎手騎乗の6番人気タイ・スターズオンアースが、直線で馬の間を割って伸びると、2番手追走から抜け出した3番人気ウォーターナビレラ(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)をゴール寸前で差し切って、これにハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒9(良)。
■4月16日 中山グランドジャンプ(中山・障害4250m)
優勝馬:オジュウチョウサン(牡11、美浦・和田正一郎厩舎)
好位でレースを進めた石神深一騎手騎乗の1番人気オジュウチョウサンが、先に抜け出した3番人気ブラゾンダムール(牡7、栗東・松永幹夫厩舎)との最終障害飛越後の追い比べを制し、これに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分52秒3(稍重)。
■4月17日 皐月賞(中山・芝2000m)
優勝馬:ジオグリフ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)
中団前でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の5番人気ジオグリフが、直線で外から脚を伸ばし、内で食い下がった3番人気イクイノックス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)をゴール前で交わして、これに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒7(良)。
■5月1日 天皇賞(春)(阪神・芝3200m)
優勝馬:タイトルホルダー(牡4、美浦・栗田徹厩舎)
先手を取った横山和生騎手騎乗の2番人気タイトルホルダーが、後続を寄せ付けずにゴールまで逃げ切り、2着の1番人気ディープボンド(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)に7馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分16秒2(稍重)。
■5月9日 NHKマイルC(東京・芝1600m)
優勝馬:ダノンスコーピオン(牡3、栗東・安田隆行厩舎)
好位の後ろでレースを進めた川田将雅騎手騎乗の4番人気ダノンスコーピオンが、ゴール前で抜け出し、離れた外から追い込んだ3番人気マテンロウオリオン(牡3、栗東・昆貢厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒3(良)。
■5月15日 ヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)
優勝馬:ソダシ(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)
好位でレースを進めた吉田隼人騎手騎乗の4番人気ソダシが、残り200mを切ったところで一気に抜け出し、馬の間から追い込んだ2番人気タイ・ファインルージュ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒2(良)。
■5月22日 オークス(東京・芝2400m)
優勝馬:スターズオンアース(牝3、美浦・高柳瑞樹厩舎)
中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の3番人気スターズオンアースが、直線で外から前の各馬を差し切り、その内から伸びた10番人気スタニングローズ(牝3、栗東・高野友和厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分23秒9(良)。
■5月29日 日本ダービー(東京・芝2400m)
優勝馬:ドウデュース(牡3、栗東・友道康夫厩舎)
後方からレースを進めた武豊騎手騎乗の3番人気ドウデュースが、直線で前の各馬を差し切り、そのさらに後ろから追い込んだ2番人気イクイノックス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分21秒9(良、レースレコード)。
■6月5日 安田記念(東京・芝1600m)
優勝馬:ソングライン(牝4、美浦・林徹厩舎)
中団でレースを進めた池添謙一騎手騎乗の4番人気ソングラインが、外から追い比べを制し、その内から追い込んだ2番人気シュネルマイスター(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒3(良)。
■6月27日 宝塚記念(阪神・芝2200m)
優勝馬:タイトルホルダー(牡4、美浦・栗田徹厩舎)
2番手でレースを進めた横山和生騎手騎乗の2番人気タイトルホルダーが、直線で先頭に立って後続を引き離し、追いすがる5番人気ヒシイグアス(牡6、美浦・堀宣行厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分09秒7(良、コースレコード)。