「手の震えが止まらなかった」本紙記者による2022年「馬トクアワード」ニュース部門3位は武豊の6度目ダービー制覇

2022年12月31日 06:30

日本ダービーを制したドウデュースと武豊(奥)

 色々あった2022年も最終日。記録ずくめの今村聖奈騎手(19)デビューイヤー、武豊騎手は53歳の最年長&最多6度目のダービー制覇…、などなどターフを沸かせた様々な話題から、馬トク取材班10人が最も記憶に残った話題や出来事を独断と偏見でランキング。題して2022「馬トクアワード」開催です!

1位 スーパールーキー今村聖奈大活躍(女性騎手の年間最多勝51勝、史上5人目の新人50勝、重賞制覇)

2位 福永が調教師試験合格(13年連続の年間100勝達成=101勝=も23年2月末で騎手引退)

3位 武豊、6度目ダービー制覇(ドウデュースで驚異のレコードV。史上最年長53歳で前人未踏6勝目)

 1位には迷わず「武豊騎手のダービー制覇」(他記者の投票もポイント化し、結果は3位)を選んだ。史上最多6勝目&史上最年長Vの大偉業。そして、個人的な思い入れも含めて選出した。

 ダービーは自宅のテレビで観戦。本命のドウデュースだけを見つめていた。直線で一頭ずつ抜き去っていくたびに心拍数が上昇。自分が府中にいると錯覚するぐらい興奮した。ゴール後は半ば放心状態で、しばらく手の震えが止まらなかった。的中より、歴史的瞬間に巡り合えたことに胸が熱くなった。

 後日、押しつけがましいと思いながらも、武豊騎手に「競馬記者になって初めてのダービーがこんな歴史的なレース。競馬記者になって良かったです」と伝えた。すると名手は「本当? そう言ってくれたらこっちもうれしいよ」と返してくれた。次は歴史に残るレースをこの目で見届けて、その物語を伝えたい―。名手の温かい言葉が、今も励みになっている。(水納 愛美)

4位 藤沢和調教師が定年引退(通算1570勝。グランアレグリア、タイキシャトルなど管理した名伯楽)

5位 オジュウチョウサン引退(中山グランドジャンプを6度目の制覇。JG1史上最多9勝)

6位 G1初制覇ジョッキー5人(丸田のほか20代騎手4人=横山和、荻野極、坂井、石川=と若手躍進)

7位 ドバイ国際競走で日本馬5勝(5勝のうちG1で2勝(パンサラッサシャフリヤール)と中東の地を席けん)

7位 イクイノックス天皇賞・秋&有馬V(天皇賞・秋は5戦目、有馬記念は6戦目と最少キャリアでV)

9位 凱旋門賞で日本馬4頭が惨敗(史上最多4頭も雨で重い馬場に泣き最高着順はタイトルホルダーの11着)

9位 平地G1で1番人気が15連敗(昨年のホープフルSから16連敗も天皇賞・秋でイクイノックスがストップ)

11位 名マイラー、タイキシャトル天国へ(ジャックルマロワ賞、マイルCS連覇などG1・5勝。98年年度代表馬)

11位 ラヴズオンリーユーに米エクリプス賞(日本馬初のBCフィリー&メアターフ制覇。21年の米最優秀芝牝馬に選出)

13位 スターズオンアース牝馬2冠

13位 伊藤雄二元調教師が死去

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